自分は平凡な人間で何にも取り柄がないと思ってる人は、本ブログで紹介する『赤毛のアン』の作者モンゴメリの子ども時代の物語を読んで欲しいです。
息がつまりそうな毎日でも決して自分の生きがいや楽しみを失わなかった、そんな彼女の人生の物語は自分は平凡じゃないかも?と気付かせてくれます。もしお子さんがいるなら、子どもに聞かせてあげて下さい。
お金はあったけど窮屈な子ども時代
世界的な大ヒット赤毛のアンは小さい時アニメで見た記憶があります。日本でアニメになるくらい有名な作品である赤毛のアンは、モンゴメリの長く長いつらい生活があったからこそそ生まれたのでは、とモンゴメリの伝記を読んでいて感じます。というのも、伝記には次のようなことが書いてあります。
お母さんが2歳くらのときに亡くなり、大きくなるまで裕福な祖父母と生活します。モンゴメリを名家の女の子として育てるべく厳格にしつけ、周りのお友達と遊ぶことをよしとせず、彼女は友達に恵まれませんでした。かなり窮屈な毎日でしたが、祖父母が文芸の分野にあかるかったこともあり、モンゴメリは物語を空想するのが大好きな女の子でした。毎日の生活の中で空想の時間は彼女の逃げる世界でした。
モンゴメリにとって日々の辛い時間を忘れさせてくれるのが、自分の妄想の世界だったのだそうです。もしかしたらきっかけは現実逃避だったのかもしれませんが、赤毛のアンにつながったのでしょう。現実逃避、は悪いイメージがありますが、はたしてこの物語に、私たちの人生をちょっぴりよくするヒントがどこにあるのでしょうか。
子どもに話したみたら意外にも
先ほど紹介したモンゴメリーの話を自分の子どもにしてみました。するといまいち呑み込めていないようだったので、次のように言い換えてみました。
「厳しいおじいちゃんとおばあちゃんの家での生活は、あれしろこれしろ、あれダメこれダメばっかり。そんな生活がちっとも楽しくなくてつらい事ばかりだとモンゴメリは思っていたの。でもモンゴメリは、そんなつらい毎日を乗り越える方法を見つけた。それが想像すること。ないかな?つらいこと。例えば学校の授業とか。つらいときにどうしてる?」
すると、やっと自分の生活と照らし合わせてモンゴメリの話が理解できたようで、子どもの子の話を聞いたリアクションは次のような感じでした。
- 想像って楽しいしワクワクする
- 自分も学校の授業がつまらないときにやっていることあるよ
1点目の想像することの楽しさは大人でもありますよね。もしこうなったら最高だよね、と頭でイメージするのは自由ですし制限もなく、そしてワクワクするものです。うちの子どもの場合は、別につらいときとか関係なしに、色々と想像を楽しんでいるようです。大人になると現実が目の前にせまってくるので、想像のなかで非現実な世界に安心感を抱いているとそれは、現実逃避じゃないか、と思ってしまうこともありますが、そうじゃないんですよね、たぶん自分が子どものときはたくさん想像して楽しんでいたはずで、それは毎日をワクワクさせる方法の一つだったことを思い出させてくれます。
2点目のつまらない時の乗り越え方です。子どもにとって学校の授業にはつまらない時も多々あるようです。子どもは2つのことを教えてくれました。
一つは、クラス全員で鬼ごっこを学校の先生の指示でしなくてはならなかったときのことです。全然鬼がこなくて暇っ子だし早く捕まって解放されたいと思い、逆に鬼を見つけたので鬼のほうに寄っていっても見つけてくれなくて困った、というもの。これは自分の力で終わらせることができる余地がありますね。
二つは、学校の授業のときです。これは先ほどの鬼ごっことは異なり自分の力でなんとかできるものではありません。うちの子どもの場合は、頭の中で数字を1から順番に数えていくことが多いそうです。そうすると数字を数えているのに夢中になってきて気づけば授業が終わっていることもあるんだそうです。何度もやっていると数字の数え方にもバリエーションが増えていくみたいで好きなPOPミュージックのリズムにのせて数えたりもしているようです。
「知らなかったけど、モンゴメリみたく自分なりのつらい時の乗り越え方を見つけてるんだね。モンゴメリの場合は想像だったみたいで、想像の積み重ねがあったので世界中の人たちを感動させる本を書けたんだよ。だから数字の数え方も極めていくとたくさんの人を驚かせることできるようになるかもよ」
と子どもに言ってあげると、まんざらでもない顔です。ただ時間が過ぎるのをまるで雨がやむのを待つようにじっとするのではなく、その苦痛の時間を楽しみの時間にかえられるのは一つの特技のようなものです。嫌なことを忘れるためのささいなことだったとしても繰り返し続ければ、磨きがかかり他の人がいいねぇと言ってくれるまでになるかもしれません。そうなんですよね、ちっちゃなことでもつい没頭しちゃうことはとことん没頭すればいいんですよね。没頭してるときってきっと非認知能力が伸びやすいですよ。
最近は大人も子どもも生活のためにやることが多くて、こなすのが精一杯な上に自分には特に取り柄なんてないと思ってる人は多いかもしれないけど、嫌な時間から目をそらすためにやるささいなこと、上で紹介した子どもの例なら数字数え、もやりこんでいけばもう立派な特技になってるはずです。単なる暇つぶし時間つぶしにせずあなたならではのものに育ててみると何かが変わってくるかもしれません。
まとめ
親の愛情には恵まれず、お金には苦労しない生活だったものの心は孤独だったモンゴメリは空想することが大好きで、息苦しい毎日の中でも自分の大好きなことをあきらめず続け、世界的なベストセラーを書くことになります。
空想の世界はモンゴメリが逃げた世界だったかもしれません。でもその世界を深め広げ自分ならではのものにしていきました。皆さんにも、逃げじゃなかったとしても、ささいなことでもついつい没頭しちゃってることはあると思います。どんどん没頭しちゃえば、それはあなたの色になります。全然、平凡なんかじゃないですよ。


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