ありますよね、生きていると嫌なコトがたくさん。そんな嫌なコトにうんざりしている人に良寛の物語を読んで欲しいです。江戸時代を代表するお坊さん、良寛は誰にでもやさしく人望もあったお坊さんで最後まで貧しくても幸せに生きたそうですが、その道にたどりつくまでには一苦労あったようです。
うちの子と良寛の物語について話し合っていると嫌なコトへの向き合い方のヒントがくっきりしてきました。子どもとのやり取りも紹介しますのでぜひ参考にしてください。子育て中の方は、子どもの育て方の参考にできることもあると思いますよ。
良寛の子ども時代の苦労
良寛は大人になると家の跡を継ぐために名主の見習いをすることになりますが、2年目で突如家を出て、なんと出家してお坊さんになってしまいます。親がやっている街のもめ事を調停するのが嫌だったのです。良寛はぜったいにお坊さんの修行をやめることはなく、親もとうとうあきらめることになります。良寛はお坊さんになってからは托鉢僧として生きずっと貧乏なままでした。しかし、子どもの心の純粋さが仏の心だと思い、子ども達とたくさん遊び、偉ぶることもなくたくさんの人と温かく接しました。
時は江戸時代です。今よりはるかに多くの人が貧困が苦しんでいたような時代ですから、意見が分かれそうな良寛の生き方ですが、プラスの面に注目してみるとそこにはやっぱり生きていく中で見失いがちな大事なことがあるんですよね。
子どもに説く覚悟の大切さ
良寛の苦労話を子どもに話をした後、もう少し分かりやすく理解してもらうためにこのようにシンプルにも説明しました。「良寛のお家はお金がいっぱいあるから好きなものはなんでも買ってもらえるお家だったけど、良寛は家を捨てて飛びでてずっと貧乏だったんだよ。でも好きなように生きたみたいだよ。お父さんの仕事をしなくちゃいけないけどめちゃくちゃ嫌でそれさえ我慢すれば好きなものを好きなだけ買えたんだけど」と話したところ、欲しいものがたくさんあるうちの子にとっては、なんで家でたのと信じられないという驚いた反応でした。
このお話をした夜、タイミングよく良寛の苦労話が活躍するシーンがありましたので紹介します。疲れていたのか子どもが学校の宿題をなかなかやり始めないし始めてもダラダラしてなかなか進まない状況でした。そこで「今日話した良寛は、どうしても嫌なことはやりたくなかったから家をとびだしてあとは自分の力で生きたんだよ、だから家を飛び出したら宿題をやる必要はないし好きなコトできるよ。飛び出る?」と。するとお家は出ていかない、ということ。宿題はやりたくないけど、良寛ほどの覚悟をもってやらないやりたくないという程ではない、ということです。観念したのかその後宿題を終わらせることになります。
学校の宿題くらいで家飛び出るかよ、なんて思うかもしれません。良寛の話を受けた子どもとのやりとりで大事なことは、生活しているとたくさんある嫌なコトって覚悟をもって断るほどのものなのか、ということです。そりゃ誰しも嫌なコトをする時間があるなら好きなコトをしたいというのが普通ですよね。生きていりゃいい事ばかりじゃありません、嫌なコトがあるのが当たり前です。当たり前ですからやっぱりちゃんと向き合うことが大切です。でもどうしても嫌なことなら責任をもってその嫌なことから逃げればいいんです。逃げることでリスクもあるでしょう。でも全部自分の責任として向き合わなければなりません。
もし、今子育て中でしたら、子どもには嫌なコトを乗り越える力をつけさせてあげてください。でもどうしても嫌なコトがありやらないという判断を子どもがするなら尊重し責任の大切さを教えてあげてください。例えば、もう学校には行かずホームスクールで勉強する、という判断があるなら、責任もってちゃんと家で勉強し続けることを教えてあげるのです。
まとめ
良寛は親のようにはできないと小さい時からずっと思っていたでしょうが、親は自分の跡取りとして子どもを育てたでしょうから良寛の心はずっとつらい気持ちがあったはずです。周りには貧しい人がたくさんいたはずですし親の言うようにしていればお金に苦労することはなかったかもしれません。それでも相当の覚悟をもちその地位を捨て、一生貧乏のままでした。でも良寛は自分に正直に生きて幸せだったでしょう。
子どもとのやり取りでも気づきますが、世の中にあるたくさんの嫌なコトや良寛の物語で紹介したほど覚悟をもって拒否するものなのか、ということです。きっとそんなことはないはずです。本当に嫌なコトは責任をもって断ればいいのです。でもたいていの嫌なコトはちゃんと向き合って乗り越えましょう。


0 件のコメント:
コメントを投稿